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講談の神田伯山に続くか 春の落語新真打が続々誕生

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落語協会で真打ちになる(手前左から)丈助、一左、志う歌、柳勢、歌扇。後列はそれぞれの師匠に当たる(左から)円丈、一朝、歌武蔵、市馬、若円歌=濱田元子撮影
落語協会で真打ちになる(手前左から)丈助、一左、志う歌、柳勢、歌扇。後列はそれぞれの師匠に当たる(左から)円丈、一朝、歌武蔵、市馬、若円歌=濱田元子撮影

 創造の現場にとっても、大きな打撃だ。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、大劇場を中心に公演の中止や延期が相次いでいる。2月26日の政府の大規模イベント自粛要請を受けてのものだ。損失補塡(ほてん)はしないという。感染リスクを広げないことが最優先なのは誰しも同じ思い。けれども、経済的な体力のない小規模の劇団や制作者にとっては悩ましいところだろう。

 「感染のリスクに細心の注意を払いながら、公演を続けたいと考えています」。27日に見たある演劇公演では、主催者の意思表明が掲示されていた。たとえ公演を続けても、キャンセルが相次いでいるという声を聞く。

 23日にはソウルの劇場で観劇したが、劇場入り口で来場者全員の検温を実施し、赤外線サーモグラフィーも設置していた。韓国政府は公演の急激な前売り減少を受けて、30億ウォン(約3億円)規模の資金支援を表明している。この状態がいつまで続くか先が見えないなか、ともかく事態が早く収束することを祈るばかりだ。

 そんな中ではあるが、2月11日に新宿末広亭からスタートした講談の松之丞改め六代目神田伯山の真打ち昇進襲名披露興行は、浅草演芸ホール(29日まで)に移っても連日大入りが続く。落語界でも春の真打ちが続々と誕生する。

 落語協会(柳亭市馬会長)からは5人の新真打ちが誕生。3月21日の上野・鈴本演芸場を皮切りに東京都内五つの寄席で披露興行が催される。昇進す…

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