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石川・能登の伝統行事「アマメハギ」 少子化で幼児も「鬼」に

アマメハギの装束を身につけた子供たち=石川県能登町秋吉で2020年2月3日午後4時46分、日向梓撮影

 「鬼」が民家を訪れ、子供たちの怠け癖を戒める石川県能登地方の伝統行事「アマメハギ」に異変が起きている。子供が減った影響で、かつて中学生の年代が担っていた「鬼」を幼児らも担当し、大声で脅しながら乗り込むはずの民家の前で、逆におびえて立ちすくんでしまうハプニングも。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録された神事に何が起こっているのか。3日、アマメハギ一行に同行取材した。【日向梓】

 「アマメ」は能登地方の方言で、いろりなどの火に長くあたるとできる「火だこ」を指す。怠け者の証しとされ、農繁期に入る春を前に、鬼の面や腰みの姿のアマメハギが火だこを剥ぎ取ろうと大声で叫びながら家々を訪ねて回る。「男鹿のナマハゲ」(秋田県)などとともに2018年にユネスコの無形文化遺産(「来訪神 仮面・仮装の神々」)に登録された。

 2月3日午後5時、能登半島の先端に近い能登町秋吉地区。民家が点在する集落に大きな声が響き始めた。「アマメー!」。中学生のリーダーに率いられた9人のアマメハギたちだ。民家の前で、手に提げた竹筒を木製の「包丁」で打ち鳴らして室内に乗り込んだ。

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