内戦が続くシリアの反体制派最後の拠点となっている北西部イドリブ県で27日、アサド政権軍が反体制派を支援するトルコ軍部隊を攻撃し、トルコ当局によると兵士33人が死亡した。2月に入って戦闘が激化してからトルコ側の死者は50人以上に上っており、今回の犠牲者数は最悪。報復の連鎖が懸念され、緊迫の度合いが一気に高まる危険性がある。
トルコのエルドアン大統領は27日夜から28日未明、緊急治安会議を開き、アサド政権に対する報復を決定した。トルコの国営アナトリア通信によると、アカル国防相は200カ所以上のシリア政府拠点を攻撃、政権軍兵士309人を「無力化した」と強調したが、実際の攻撃規模は不明。
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