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プロ野球オープン戦各地で無観客で開催 史上初「誰も見てくれない悲しさ」

新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客で行われたプロ野球オープン戦の巨人対ヤクルト=東京ドームで2020年2月29日、藤井達也撮影

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 プロ野球のオープン戦が2月29日、各地で行われ、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて無観客で開催された。プロ野球の無観客試合は公式戦、オープン戦を通じて初めて。

 東京ドーム(東京都文京区)では、巨人―ヤクルト戦が行われた。鳴り物応援などはなく、選手の登場曲や大型ビジョンを使った演出も行われず、打球音や選手の声だけが響き渡った。

 ロッテ―楽天戦が行われたゾゾマリンスタジアム(千葉市美浜区)では、予定されていたキャラクターやチアによる演出を取りやめ、ボールボーイ、グラウンド整備員はマスク着用で業務に当たった。記者やカメラマンに対しては入場時に体温測定を実施したほか、取材時のマスク着用を呼びかけた。

 一回に本塁打を放ったロッテの井上晴哉内野手(30)は、ファンがいない右翼席に向けて両手を掲げるパフォーマンス。「誰も見てくれないという悲しさはあった。本心ではこの時期から(ファンとの)一体感がほしいけれど、こうなった以上は開幕でいい姿を見せたい」と話した。

 一方、先発した楽天・松井裕樹投手(24)は「マウンド上で(声援がない)孤独感と(声が届くことで)チームメートに支えてもらっている感覚があった。慣れてないことだったのでやりづらいですね」。楽天・三木肇監督(42)は「改めて、声援やファンに見てもらうことが選手の力になるんだなと感じた」と話した。

 日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団は26日、安倍晋三首相が大規模なスポーツや文化イベントなどを2週間、中止や延期、規模縮小する措置を取るよう主催者に要請したことから、オープン戦を無観客で実施することを決めた。セ、パ両リーグは3月20日に公式戦の同時開幕を予定している。【中村有花、田内隆弘、生野貴紀】

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