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新作に携わる能楽ワキ方 有松遼一さん(37)=京都市上京区 国文学研究、生かし作劇 /京都

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能楽高安流ワキ方の有松遼一さん=京都市上京区で、澤木政輝撮影
能楽高安流ワキ方の有松遼一さん=京都市上京区で、澤木政輝撮影

 能狂言の世界では、舞台の主役や地謡を務めるシテ方が公演の中心となり、演出担当を兼ねるのが通例だ。しかし、ワキ方で新作舞台の制作に携わる異色の役者が京都にいる。

 能楽高安流ワキ方の有松遼一さん(37)=京都市上京区。2017年にポール・クローデル「女と影」を翻案した金剛永謹(ひさのり)さん主演の新作能「面影」を、歌人の冷泉貴実子さんと共同で詞章監修したのをきっかけに、18年には石牟礼道子さん原作で、染織家の志村ふくみさんが衣装製作した話題作「沖宮(おきのみや)」を共同制作。19年には藤堂高虎の能「高虎」を書き下ろし、20年2月、多ジャンルのアーティストが参加した「新淇劇(しんきげき)」でも、観世流シテ方・林宗一郎さんの構想に基づいて、作劇を担当した。中世の連歌を研究して京都大の博士課程を終え、同志社女子大嘱託講師を務める国文学者でもあり、「二足のわらじは難しい…

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