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ストーリー

自分自身の性を求めて(その1) 乳房切除、これが私

乳房を切除した手術後のカウンセリングで、涙を拭う岩井紀穂さん=東京都足立区で2019年11月、喜屋武真之介撮影

 頭の中には、大好きな米ミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の主題歌「THIS IS ME(これが私)」が鳴り響いた。2019年10月11日、山梨県中央市の山梨大医学部付属病院。岩井紀穂(かずほ)さん(49)=埼玉県草加市=は乳房の切除手術の開始を待っていた。

 戸籍上は女性だが、幼少期から「女性の体」に強烈な違和感を抱いてきた。今でこそ性の多様性が尊重されるようになってきたが、岩井さんの人生は苦しみの連続だった。何度も乳房の切除を考えたが、当時のパートナーがリスクを心配したり、70万~100万円とされた費用が重荷になったりした。19年3月に性同一性障害(GID)と診断され、保険適用になったことで切除手術を決断した。

 手術室に入ると涙がほおを伝った。岩井さんは、背中をさすってくれた看護師に「うれしい。やっと解放される」と漏らした。

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