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ストーリー

自分自身の性を求めて(その2止) 強いられた女性、脱却

「LGBT成人式」の前のレインボーパレードにはかま姿で登場し、笑顔を見せる岩井紀穂さん=埼玉県川越市で1月25日、滝川大貴撮影

 

 ◆性的少数者への理解広げたい

 会場に集まった約145人からの拍手を浴びた。埼玉県川越市で1月25日に開かれた「LGBT成人式」で、司会を務めたのは、はかまを着た岩井紀穂(かずほ)さん(49)。四十数年も「女性」であることに苦しんだ末、男性として生きることを選んだ。式では「レインボーさいたまの会」共同代表として、悩みを抱える参加者を前に、こう呼び掛けた。「家族、知人だけでなく、もっと広く(性的少数者が)認められるといい」

 「成人式」の約3カ月前。岩井さんは山梨大医学部付属病院に入院していた。乳房の切除後、メスを入れた肉体的な痛みはあったが、心は違った。「この手術なしに、生まれてからずっとすり込まれてきた(男女以外の性はないという)性別二元論を取り外すことは無理でした。これから新しい自分が始まります」。晴れがましい表情を見せた。

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