- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

観光庁が発表した2019年の訪日外国人の旅行消費額は4兆8113億円と前年に比べ6・5%増加し、7年連続で過去最高を更新した。1人当たりでは15万8000円と3・5%増加。しかし、近年は中国人による「爆買い」の一服などで伸びが鈍化しているほか、足元では新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中国人旅行客が急減しており、政府が目標に掲げる20年に訪日客4000万人、消費額8兆円の実現に黄信号がともっている。
訪日外国人の消費動向調査は10年に開始。訪日客数が東日本大震災で落ち込んだ11年の622万人から19年に3188万人まで増加したのに伴い、消費額も11年(8135億円)の約6倍に増えている。国・地域別では中国が1兆7718億円と全体の4割近くを占めて最多。台湾5506億円▽韓国4209億円▽香港3524億円――とアジア勢が上位を占める。
この記事は有料記事です。
残り1209文字(全文1581文字)