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罪のない動物たちを殺処分しないで――。世論の高まりを受けて、自治体の動物収容施設が「殺す施設」から「生かす施設」へと変わりつつある。
昨年2月に移転・新設され、全国をけん引する施設として注目されている川崎市動物愛護センター「ANIMAMALL(アニマモール)かわさき」を訪ねた。JR南武線の平間駅から徒歩約7分。敷地面積2500平方メートル、延べ床面積2308平方メートルの明るく開放的な3階建ての施設だ。
1階には事務室の他、地域の人からの相談に応じて「飼い主のいない猫」の去勢・不妊を行う手術室がある。川崎市でも収容される猫の約7割は子猫。不妊・去勢手術を行えば、殺処分の削減につながることは間違いない。2階は犬のフロア。3階の猫のフロアには、ガラス張りの「譲渡猫室」がある。「新しい飼い主さんを待っている猫が生活する部屋です」と書かれていて、譲渡への意欲が伝わってきた。室内に並ぶケージは背の高い2段…
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