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自粛呼びかけ「でも応援したい」 東京マラソン マスク姿のファン、沿道に

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7キロ過ぎの神保町交差点を通過する井上(中央右)ら=東京都千代田区で2020年3月1日、藤井達也撮影
7キロ過ぎの神保町交差点を通過する井上(中央右)ら=東京都千代田区で2020年3月1日、藤井達也撮影

 東京オリンピックの代表選考を兼ねて1日に行われた東京マラソン。例年100万人規模の人出で埋め尽くされるが、新型コロナウイルスの感染拡大で主催者側が沿道の観戦自粛を呼び掛けたこともあり、観客数は大幅に減った。それでも熱心なファンがマスク姿で沿道に駆け付け、複雑な思いを抱えながら控えめに声援や拍手を送った。【田原和宏、川崎桂吾、村上正、倉沢仁、金子淳】

「かわいそう」「札幌開催だし」

 スタートの新宿・東京都庁前。いつもは紙吹雪の華やかな演出や鳴り物で盛り上がるが、3万8000人の一般ランナーの参加が中止されたことで雰囲気は様変わりした。近くに住む小林佳弘さん(83)は沿道に来た理由を「様子をうかがっていたが、誰も応援しないとかわいそうだなと思って……」とつぶやいた。

 約15キロ地点の観光名所、浅草・雷門前も観衆は少なめ。近くで名物の人形焼きを売る男性は「普段は身動きもできないほどの人だかりができるが、今回ばかりはやむを得ない」と淡々と仕事を続けた。2週間の予定でガールフレンドと日本を訪れた英国の会社員、リオン・ウィッテハムさん(45)は「楽しみにしていた歌舞伎が公演中止で見られなくなったのは残念。せっかくだからマラソンを応援したい」と話した。

 目抜き通りの銀座では、大会スタッフが「声援ではなく拍手で応援を」との呼び掛けも。友人と観戦に訪れた品川区の女性看護師(52)は「東京五輪のチケットは全部外れたし、本番のマラ…

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