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1961~97年に京阪電車京津線で活躍した80型車両の塗装を石山坂本線で“復刻”した700形車両が3日、ラストランを迎える。2016年から運行を始め、地元に愛された往年のカラーに、鉄道ファンからも人気を集めていた。京阪電車はブランドイメージを統一するため、大津線(石山坂本線・京津線)の車両の塗装を17年から順次、大阪・京都を走る京阪線の一般車両と同じ色へと変更を進めており、思い出の風景との別れも近付いている。
80型は京津線の近代化を目的に61年から製造され、丸みを帯びたヨーロピアン調の軽快なデザインと、他の形式にはない灰色がかった薄い黄緑と青緑色の塗装が高い人気を誇った。路面電車の区間に設置された高さの低い停留所に対応するため、折りたたみ式のステップが設けられていた。97年からは京津線の一部区間が、同年開通した京都市営地下鉄東西線に相互乗り入れすることになったため、地下鉄区間などに対応できない80型…
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