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井上のハイペースは無謀な挑戦だったのか? 大迫日本新の裏側 東京マラソン

フィニッシュ後に座り込む井上大仁=東京都千代田区で2020年3月1日、喜屋武真之介撮影

 東京オリンピック男子代表選考会を兼ねた1日の東京マラソンは、「3強」の一角、日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=が自身の記録を更新する2時間5分29秒で日本選手最高の4位に入った。だが、30キロ過ぎまで日本選手のトップを走ったのは同じく「3強」の井上大仁(27)=MHPS=だ。大迫は一度は集団に遅れながらも盛り返して日本新記録、対する井上は終盤に失速し26位に沈んだ。自己記録では大迫よりも1分以上遅い井上が見せた攻めの走りは、果たして無謀な挑戦だったのか?【倉沢仁志】

 東京五輪への最後の挑戦となる号砲が鳴ると同時に、勢いよく第1集団につけた。「腹をくくっていった。自信はあったので」。1キロ当たり2分55秒前後というハイペースのペースメーカーに井上は張り付いた。

 超厚底シューズとして知られるナイキ社の新作「アルファフライ」を履き、足元では鮮やかな緑色が軽やかに弾んだ。大迫は同じ第1集団ながら井上より後ろを走り、同じく3強で前日本記録保持者の設楽悠太(28)=Honda=は、第2集団につける静かなスタートとなった。

 2月28日に行われた記者会見で、大迫、設楽とともに壇上に立った井上は、目標タイムをボードに「2時間4分30秒」と書いた。五輪代表のために必要な設定記録は2時間5分49秒。大きく上回る目標について「世界と戦う基準として頭に入れておくタイムかなと思います。海外の招待選手からしたら、まだ劣っているタイムではあるけど」。明言しなかった大迫、こだわりを見せず6分台と記入した設楽とは対照的だった。

 井上の自己ベストは2時間6分54秒だ。目標タイムはそれも2分以上短縮した数字だった。それでも…

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倉沢仁志

毎日新聞東京本社運動部。1987年、長野県生まれ。2010年入社。高知、和歌山両支局を経て17年から東京運動部。レスリング、重量挙げなどを担当。高校時代には重量挙げで全国高校総体に出場したが、階級で10キロ以上軽い三宅宏実選手の記録には遠く及ばない。

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