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小林一三日記にみる戦争

/下 1945年6月10日 空襲罹災地域をみる 沿線の被害、克明に /大阪

1945年5月11日の空襲で線路に直撃弾を受け運行不能となった阪急神戸線=兵庫県西宮市

 第二次世界大戦末期の米軍の阪神地区への空襲について、阪急電鉄の創業者である小林一三の日記の記述からたどってみる。(上)では1945年3月について触れたが、今回は5月以降の記述を追ってみた【松本泉】

 ■5月11日 初めて電車中にて空襲警報を味わう

 5月11日は兵庫県本庄村(現在の神戸市東灘区)にあった軍需工場が激しい爆撃を受けた。阪急電車で移動中の小林は、そのときの状況を書き留めている。緊迫した状況とかけ離れた初夏のありふれた自然に触れているのが目を引く。

 <久しぶりに大阪へゆく(小林の自宅は池田市)。途中服部にて空襲警報のため電車がしばらく止まる。プラットホームに降りると、初夏の光景、そう快にして野外風色物珍しく新たなり、麦は青々とのびて穂がそろっているのに驚いた>

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