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松山へ行って来た。一月末のことである。その後のひと月で世の中がこれほど変わると、そのときには思いもせず、空模様ばかりを気にしていた。立春前にはそんなのどかな日々もあったのだった。
最寄りの駅から東京.羽田行きのバスに乗り込んだときにはたっぷりと曇っていた空も、空港に着くころには蓋(ふた)がとれたように晴れ上がった。搭乗口近くのロビーからは、真正面に大きく富士山が。
ぼんやりと大きく出たり春の不二 正岡子規
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