全身まひの高校生が卒業式 唯一動く右手で「毎日楽しかった」 鹿児島・奄美

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両親と友人に囲まれ笑顔いっぱいの鈴倉健太さん(中央)=鹿児島県奄美市の県立大島北高で2020年3月2日午後0時15分、神田和明撮影
両親と友人に囲まれ笑顔いっぱいの鈴倉健太さん(中央)=鹿児島県奄美市の県立大島北高で2020年3月2日午後0時15分、神田和明撮影

 中学2年の夏に脳内出血を発症して一時は全身の自由を失い、言葉も話せなくなった鹿児島県奄美市の鈴倉健太さん(18)が2日、県立大島北高校を卒業した。両親が送迎や食事の介助で付き添い、気の置けないクラスメートも和気あいあいと高校生活を支えた。左半身にまひが残る鈴倉さんは、わずかに動く右手でホワイトボードに「毎日が楽しかった」と3年間をつづった。

 野球少年だった鈴倉さんは、中学2年の夏に原因不明の脳内出血を起こし、緊急手術で一命を取り留めたものの後遺症で全身まひの障害が残った。懸命のリハビリで筆談でコミュニケーションできるようになり、自宅から近い大島北高に合格。高校生活は、父大毅さん(44)が送迎、母めぐみさん(44)が食事やトイレの介助で付き添った。

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