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オリンピック新競技のスケボー、街中の練習自粛がち 「苦情入れば、選手に迷惑」

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デモンストレーションで演技するスケートボードの選手=横浜市西区で2020年2月19日、吉田航太撮影
デモンストレーションで演技するスケートボードの選手=横浜市西区で2020年2月19日、吉田航太撮影

 今夏の東京オリンピックで新競技として採用されたスケートボードの競技関係者の間で、路上でのパフォーマンスを自粛する動きが広がっている。ストリート文化として発展してきたスケボーでは「路上こそがフィールド」という意識も根強いが、一般市民からは「迷惑行為」と受け止められることが多かった。自粛の動きは、そうした批判を避けるためだという。【川崎桂吾】

 「例えば、あそこにあるスロープ。勢いを付けて飛び出せば、あの段差は越えられるかな。次はトリック(技)を決めて、とか」

 五輪のスケボー代表の関係者(45)は、知らない通りに出くわすたびにイメージを膨らませるという。一昔前ならば、人通りがないことを確認してから滑り出していただろう。ただ、今は想像で楽しむだけだ。「もし苦情が入ったら、選手たちに迷惑をかけることになるので」

路上スケボー禁止のスポンサーも

 路上でのパフォーマンスを控える動きは、五輪の強化指定選手の間でも広がっている。競技団体のワールドスケートジャパンは「団体として指導しているわけではなく、あくまでも選手たちが自粛しているだけ」とするが、関係者によると、大手のスポンサーの中には、契約選手に路上でのスケボーを禁止する企業もあるという。

 競技関係者が気を回すのは、路上でのスケボーに世間のマイナスイメージがつきまとっているからだ。警察庁によると、スケボー単独の統計はないが、2018年にはスケボーを含む「ローラースケート等」の事故は全国で150件発生。このうち2件が死亡事故だった。愛好者の一人は「マナーを…

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