メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

失われた旧宿屋「富永屋」 向日・西国街道の交流拠点 市民有志活用も、市が本腰入れず解体 /京都

取り壊される前の富永屋。街道に面した表側は改築され、貸し店舗も設けられていた=京都府向日市で2019年8月21日、南陽子撮影

 京都と山陽・九州とを結ぶ幹線道「西国街道」沿いで、江戸時代に宿屋を営んでいた向日市寺戸町の「富永屋」が2月に取り壊された。江戸中期に建てられた貴重な町家でもあり、10年にわたって町づくりグループが所有者から借り受け、人々の交流・結節点となってきた歴史的価値を発信してきたが、解体処分を止めることはできなかった。市が保存活用に本腰を入れることもなく、関係者の間でボタンが掛け違ったまま、重要な建造物が失われた。【南陽子】

 富永屋は、古社として知られる向日神社の門前町にある。江戸初期、1616年の各家の生業を記した文書に「富永屋権三郎」が宿屋を営むとの記録がある。1814年には測量旅行中の伊能忠敬が宿泊し、1865年には後に将軍となる徳川慶喜も立ち寄ったという。

この記事は有料記事です。

残り1370文字(全文1702文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 元TOKIO山口達也容疑者を現行犯逮捕 酒気帯びでバイク運転の疑い

  2. 安倍氏が支援した育鵬社教科書の採択が激減した理由 菅首相は…

  3. 安倍政権が残したもの 解散総選挙乱発 「内交」になった外遊 姜尚中さん「支持率のための外交ショー」

  4. 菅首相は「地方に優しくない」 潜む新自由主義と翼賛の危機 「左遷」された元官僚が伝えたいこと

  5. ネグレクト、「親分の子」、そして薬物…高知東生さんが打ち明けた壮絶な生い立ち

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです