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終わらない氷河期

疲弊する現場で/6止 47歳、ハローワークで任期1年 就職相談員も非正規

非正規の立場で、若者向けの相談員として働く山岸薫さん=千葉市内で2020年2月17日、長谷川直亮撮影

 仕事を探す人たちの手助けをする国の機関ハローワーク(公共職業安定所)。しかし、そこに勤める相談員の多くが、非正規の公務員だ。自らも不安定な身分なのに、人の就職相談に応じる矛盾。かつて就職氷河期を経験した女性は、やりきれない思いを抱え、窓口で仕事に当たっている。

 午前6時、高校生と中学生の子どもたちの弁当作りから一日が始まる。朝食の片付けを終え、シフト制で勤務する千葉県内のハローワークに出勤する。午前11時、前日の相談者の集計作業を始め、合間に相談者が次々に訪れる。若者向けの窓口で、山岸薫さん(47)=千葉市=は非正規の相談員として勤務する。「売り手市場」とされるが、悩みや劣等感を吐き出す学生も多い。相談時間は30分の基準を超え、相談が終わると、書類の処理や資料作りをこなす。1日6時間半の労働時間を超えても、残業扱いにならず、時間内に仕事を終わらせないといけない。山岸さんが相談員になった6年前、同僚は約10人いたが、今は6人。任期は1年。毎年、年度末が近づくと、気持ちが落ち着かない。

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