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SUNDAY LIBRARY

三浦 天紗子・評『うちの父が運転をやめません』垣谷美雨・著

◆『うちの父が運転をやめません』垣谷美雨・著(角川書店/税別1600円)

 高齢者による交通事故が社会問題化している現状を見れば、運転はできるだけ避けてほしいと思う。半面、車がなくては生活が立ち行かなくなる地域があることも知っている。そんな高齢ドライバーをめぐる課題と対策をテーマにした小説だ。

 語り手の猪狩雅志(いのかりまさし)は、78歳の父親に運転をやめるよう説得したが、自分は頭もしっかりしているし、車は生活の必需品だと首を縦に振らない。一方、地元の友人・博之から、認知症のおそれがあった父親が有力者一家の車と事故を起こしたと聞かされる。故郷から出ていかざるを得ない状況を見て、雅志はなお焦る。通販やウイークリーマンションなど便利生活のトライアルは両親の健康被害を来し、雅志自身がマメに帰省してした生活支援も不首尾。そんな折、元同…

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