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経済観測

毎日新聞経済面に連日連載の経済コラム。経営者や経済評論家らが独自の視点で、経済の今とこれからを展望する。

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感染拡大抑止の企業努力=リコー経済社会研究所常任参与・稲葉延雄

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 各国は新型コロナウイルスの感染抑止に懸命になっている。発生源の中国では、患者や死者の人数の増加に鈍化傾向がうかがわれるが、データが不連続なこともあって感染収束の確信がなお得られない。

 世界経済への影響を見ても、中国の生産機能を自社のサプライチェーンに組み込んできたグローバル企業の悩みは大きい。中国の生産拠点では、工場に従業員が戻ってきてはいるが、フル操業には至っていないし、部品・製品などの輸送も滞りがちだ。世界各地に散在する各種在庫をやりくりして、最終需要家のニーズに応じている。

 これまで効率第一を基準に中国生産を中心としたサプライチェーンを構築してきたが、大規模感染リスクの発現で見直しが必須だ。

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