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私の社会保障論 新型肺炎 冷静に備えを 見えないウイルス、見える危険=千葉大予防医学センター教授・近藤克則

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 新型コロナウイルス感染症に世界が揺れている。感染者が約8万人、死亡者も約3000人の中国だけでなく、日本、韓国、イタリアなどで合わせて死亡者が3桁に上っているからだ。

 コロナなどRNAウイルスと呼ばれる種類は、変異しやすく、今後、強毒化して死亡率が上がる可能性もある。かつて伝染病で滅びた文明があるなどと聞くと不安になる。とうとう株価が下落し世界経済への影響も出始め、政府も対策の基本方針を発表した。

 これほどの騒ぎになっている理由は「見えない」ことにある。ウイルスは小さくて目に見えない。伝染経路も治療法も見えない。「今のうちにねじ伏せるべきだ」という意見に反対する者はいないが、100%確実な予防方法も見えていない。だから不安が募る。

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