輸血用血液ピンチ 新型コロナで献血バス派遣できず 日本赤十字「個別献血を」

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日本赤十字社のホームページ
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 2月半ば以降の全国の献血者数が日本赤十字社(日赤、東京都港区)の計画に対して約1割不足している。全国各地でイベントが中止され、会場に献血バスを派遣できなくなったことなどが原因という。日赤は「このままでは、来週後半ごろには血液型によっては輸血用血液の供給に支障を来す恐れがある」と懸念し、常設献血ルームなどでの事前予約による個別献血を呼びかけている。

 日赤血液事業本部によると、献血血液(赤血球)の確保計画に対する過不足率は週単位で、2月第3週(9~15日)は100・3%だったが、第4週(16~22日)は94・5%に。第5週(23~29日)は90・6%に下がり、3月に入ってからもさらに低下しているという。2月16日から3月2日までの平均値は91・7%で、約1割の不足となる。

 また、全都道府県で最も新型コロナウイルス感染者が多い北海道に限定すると、国がイベントの自粛などを求める「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を決定した2月25日の不足率は約4割に及んだ。

 日赤は毎月、全国のイベントや企業など約3800カ所に献血バスを派遣しているが、2月半ば以降は約2割が中止や延期となっており、献血者…

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