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2019毎日デザイン賞に 三澤遥氏「現象から引き出すデザイン」と吉田ユニ氏「センシュアルな写真表現」 特別賞は良品計画+Sensible4

2019毎日デザイン賞に決まったデザイナーの三澤遥氏の作品「waterscape」(林雅之氏撮影)

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2019毎日デザイン賞に決まったデザイナーの三澤遥氏

 デザインの全分野において1年間の傑出した成果に贈られる「2019毎日デザイン賞」(毎日新聞社主催)が5日発表され、デザイナー、三澤遥氏の「現象から引き出すデザイン」と、アートディレクター・グラフィックデザイナー、吉田ユニ氏の「センシュアルな写真表現」に決まった。また、特別賞には、良品計画+Sensible4の「自動運転バスの提案」が選ばれた。

見えない現象を観察し視覚化

 三澤氏は、目に見えない現象を観察し視覚化するデザイン表現が評価された。

 水の中にいる生き物たちの環境を再構築し、まったく新しい「水槽」のかたちを見せた代表作の「waterscape」。「興福寺中金堂の落慶法要散華(さんげ) まわり花」は、蓮の花びらを模した散華ではなく竹とんぼのようにくるくると回り、空中を舞っているときだけ花のかたちになる斬新で発見のあるデザインといえる。

吉田ユニ氏の作品、星野源/POP VIRUS CD artwork JVCKENWOOD Victor Entertainment
2019毎日デザイン賞に決まったアートディレクター・グラフィックデザイナーの吉田ユニ氏

「だまし絵」のような奇抜なアイデア

 吉田氏は、「だまし絵」のような奇抜なアイデアで、見る人を魅惑する写真による表現が高く評価されての受賞となった。

 ファッションのモード感にユーモアを交錯させた独自の視点。CDジャケットや広告、「渡辺直美展」のディレクションなど活躍の場は多岐にわたり、時代の先端を切り開いている。

 特別賞は、「無印良品」を展開する良品計画と、フィンランドの企業、Sensible4との異業種が取り組む共同プロジェクトに対し贈られる。

 良品計画は、全天候型の自動運転システムを開発するSensible4にバス(「GACHA(ガチャ)」と名付けられている)のデザインを提供し、フィンランドで実証実験を行っている。北欧のきびしい気象条件における交通インフラとしてのバスの提案は、「社会システムのデザインとして新しい」と評価された。

<三澤遥(みさわ・はるか)>1982年群馬県生まれ。武蔵野美術大卒。デザインオフィスnendoを経て、2009年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。14年、三澤デザイン研究室設立。

<吉田ユニ(よしだ・ゆに)>1980年生まれ。女子美術大学卒業後、大貫デザイン入社。宇宙カントリーを経て2007年独立。広告、CDジャケット、映像、装丁など幅広い分野で活動中。16年東京ADC賞受賞。

<良品計画(りょうひんけいかく)>「無印良品」の企画開発・製造から流通・販売までを行う。世界中で「感じ良いくらし」を実現するために、生活必需品の販売のみならず、社会の課題に目を向けている。

<Sensible4(センシブルフォー)>自動運転車に搭載可能な、全天候型のシステムを開発するフィンランドの企業で、欧州やアジアでも活動。実際の交通条件での試験を5Gネットワーク環境で行っている。

フィンランドのエスポー市で行われた公道実証の様子

◇毎日デザイン賞選考委員 大貫卓也(アートディレクター)/岡﨑乾二郎(造形作家・批評家)/岸和郎(建築家)/深澤直人(プロダクトデザイナー)/面出薫(照明デザイナー)

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