新型肺炎 岩田健太郎教授に聞く/中 客船、厚労省の「万歳突撃」

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 ――なぜ厚労省は専門家の助言を聞き入れなかったのですか?

 ◆ウイルスは見えないから危機感を共有できないのでしょう。ダイヤモンド・プリンセス号は大型クルーズ船で、高齢者が多く、オペレーションが難しかった部分もあるでしょう。

 下船させるか、させないかは難しい判断と思いますが、船内に残すと決めたからには2次感染を絶対に起こさないことを明確な目的(ミッション)に据えるべきでした。感染症は抑え込める時に抑え込まないと振り出しに戻ってしまいます。(長期の検疫について)人権の問題があると言いますが、我々は例えば結核患者がいたら完全隔離します。2次感染が起きたらさらに悲惨な結果になるからです。

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