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外国人労働者が働いて事業所に預けたパスポートなどが退職後も返還されていない事例を通じ、当事者を支援するNPO法人が外国人労働問題を考える集会を都内で開いた。改正入管法の影響で、国内で働く外国人労働者は過去最高を更新し200万人時代を迎えようとしている。一方で、賃金不払いや奴隷労働のような事例は後を絶たない。集会では弁護士らが問題点を報告し、あるべき受け入れ態勢を考えた。【東海林智】
集会は、労働問題や貧困問題などに取り組むNPO法人「POSSE」(世田谷区)が2月下旬に同区で開いた。POSSEは外国人の労働相談が増加したことから内部に「外国人労働者サポートセンター」を設置し、賃金不払いや解雇問題などに対応してきた。集会では、同センターなどが支援し、30代のフィリピン人女性が1月、パスポートなどの返還を求めて横浜地裁に提訴している問題を取り上げた。
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