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家族の姿をユニークな切り口で撮り続けている写真家・浅田政志さん(40)の作品展「FAMILY PHOTO TREE」が福井県あわら市の「金津創作の森美術館」で開かれている。計189点を展示する会場では、思わず笑いがこみ上げるカットや心和むお気に入りの1枚に出会えそうだ。8日まで。【大森治幸】
浅田さんは自らの家族を消防士や泥棒といったさまざまな人物に演出して撮るユーモラスな作風で知られる。2008年の写真集「浅田家」は写真界の芥川賞とされる「木村伊兵衛写真賞」に輝き、脚光を集めている。
展示解説や同館の担当学芸員・千葉由美さん(34)によると、浅田さんが家族写真に目覚めたのは専門学生だった20歳の頃。「たった一枚で自分を表現する」との課題に対して家族をテーマにすることを決め、小学生の時の実体験を再現した写真を撮った。
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