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クルーズ船の集団感染 「水際」破綻を教訓に 検査態勢の拡充急務=論説委員・元村有希子

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナウイルスの集団感染が発生して1カ月が経過した。6人の死者と700人以上の感染者を出し、海外からは「公衆衛生の危機にやってはいけない対応の見本」との批判も浴びた。未知の新興感染症で想定外の事態が続いたとはいえ、被害を減らすことはできなかったのか。検査態勢の弱さに加え、水際対策への固執や政府の危機感の薄さは否めない。

 事態がここまで悪化した背景として、三つ指摘したい。まず、感染1例目が判明した後の船内対応だ。

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