メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

科学の森

注目集めるタコの体 新たな研究、続々スタート

タコの生態は、まだ不明な点が多い(写真はマダコ)=兵庫県明石市提供

 情報処理やロボットの研究分野で、なじみ深い生物の「タコ」が注目を集めている。軟らかな8本の足(腕)の仕組みを参考にした新しい研究が次々と生まれており、専門家にとっては「インスピレーション(ひらめき)の源」だという。タコから始まる研究に迫った。【柳楽未来】

 ●足の振りで計算

 「水中でタコの足を振ると計算ができます。『どういうことやねん』と思われるかもしれませんが、数理的には可能です」。そう笑顔で語る中嶋浩平・東京大特任准教授が挑むのは、本物に似せた人工の「タコ足」に高度な計算をさせてしまうというユニークな研究だ。これまでに、人工知能(AI)で行うような計算の一部が、「タコ足」でできることを確認したという。

 タコは無脊椎(せきつい)動物の中で最も脳が発達しているが、8本の足の複雑な動きは脳だけでなく、発達した末梢(まっしょう)神経のある足そのものでも制御しているとされる。中嶋さんはこれを「行動を制御する計算が、脳から身体にアウトソース(外部委託)されている」と考え、人工タコ足を使った計算システムを考えついた。

この記事は有料記事です。

残り1319文字(全文1779文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 佐々木国交政務官、感染学生「どこに入社するのかな」とツイート

  2. 佐々木国交政務官「国のせいにしないで」 新型コロナ拡大巡るツイートに批判の声

  3. 横浜の「コロナファイター」卵 研修医2人感染 3月下旬に連日同期会やカラオケ

  4. 時の在りか 国家でコロナに勝てるか=伊藤智永

  5. 緊急事態宣言「非常に切迫」 西村経済再生相、東京の118人感染判明受け

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです