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第93回センバツ高校野球

第93回選抜高校野球大会の特集サイトです。3月19日から4月1日まで阪神甲子園球場での熱戦を全試合ライブ中継します。

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新型肺炎 センバツ無観客 球児の夢、対策徹底

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 大阪市西区の中沢佐伯記念野球会館で4日開かれた第92回選抜高校野球大会の第3回運営委員会で、無観客試合に向けて準備する方針が打ち出された。11日の臨時運営委員会で開催可否を協議する。2010年夏の宮崎大会では準々決勝まで口蹄疫(こうていえき)の影響により一般観客の入場を禁止したが、今回は保護者らも入場できない。【安田光高】

無観客でのセンバツ開催を準備していることを発表する(右から)日本高野連の八田英二会長、毎日新聞社の丸山昌宏社長、斉藤善也大阪本社代表=木葉健二撮影 拡大
無観客でのセンバツ開催を準備していることを発表する(右から)日本高野連の八田英二会長、毎日新聞社の丸山昌宏社長、斉藤善也大阪本社代表=木葉健二撮影

 約100人の報道陣が集まった記者会見で、大会副会長の八田英二・日本高校野球連盟会長は無観客試合を前提に準備することについて「他競技と同様に中止にすることは簡単だが、球児の夢の実現のために99%まで感染予防対策に努め、最後まで努力したい」と説明した。ただし、仮に11日に開催を決定した後も国内の感染状況の変化などで中止も視野に入れており、開幕前日の18日まで日々判断していく。開幕以降に選手に感染者が出た場合について大会会長の丸山昌宏・毎日新聞社社長は「大会を続けることはできない」との見解を示した。

 無観客試合で実施される場合は選手の安全確保のため、15、16日の甲子園練習や18日の開会式リハーサル、19日の開会式は中止とし、13日の組み合わせ抽選会は午後2時から主催者による代理抽選で行う。8日から解禁される練習試合も公平性を保つため、15日までは自校での練習に限定し、練習試合や遠征合宿などは行わないように出場校に要請する。応援団など学校関係者の応援はできず、チームが帯同する人数も最小限にする。

 大会主催者は今後、選手の安全確保のために、出場校の宿舎での生活やチームの移動、甲子園球場内に入る際の関係者の検温の実施など具体的な対策を講じていく。

練習試合自粛要請 15日まで

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けて、出場32校は練習の自粛や練習試合の中止などの対応を迫られた。

 全体練習を自粛していたのは7校。尽誠学園(香川)は2日から19日まで臨時休校となり、野球部を含む全ての部活動を休止して部員の大半を占める寮生を実家に帰省させたが、5日から練習を再開する。西村太監督は「練習できない他の部のことや無観客での実施を考えると複雑だが、試合をする以上は支えてくれた人たちの思いを背負って戦いたい」と決意を示した。

 中京大中京(愛知)は通勤や帰宅の混雑時間を避けるため、選手は早朝に集まり、午後3時ごろに練習終了。星稜(石川)は選手の体調管理のため、検温を毎日実施している。

 8日が解禁日だった練習試合は、相手校の活動自粛などで既に20校が取りやめ、実施予定だった出場校も今月15日までの自粛を要請された。昨秋の明治神宮大会で準優勝した健大高崎(群馬)は7試合実施の予定だったが、全てなくなった。青柳博文監督は「どこも同じ条件なので仕方がない。無観客は経験がなく、想像がつかないが、紅白戦で調整したい」と見据えた。

 歴代4位タイの甲子園通算51勝を挙げている明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督は「多くの関係者の方が開催のために方策を探ってくれた。感謝している」。前々回に大会連覇を達成した大阪桐蔭は感染防止のため来校取材を断っている。電話取材に応じた西谷浩一監督は「開催されるのであれば、しっかり取り組みたい。(16日以降に)練習試合をやってくれるチームがあれば行いたい」と話した。【石川裕士】


第92回センバツ開催に向けた主な措置◇

・12日の監督会議やキャプテントークなど事前行事の中止

・13日の組み合わせ抽選会を主催者による代理抽選に変更

・15日まで出場校に練習試合、遠征合宿の自粛を要請

・15、16日の甲子園練習の中止

・18日の開会式リハーサルの中止

・19日の開会式の中止

・前売り入場券の払い戻し


チケット払い戻します

 販売済みのチケットは払い戻しいたします。払い戻し方法については、改めてお知らせいたします。

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