安倍首相が宣言「月6億枚以上のマスク供給」根拠は? 実現できる?

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記者会見で新型コロナウイルス対策として全国の小学校、中学校、高校、特別支援学校に対する臨時休校の要請などについて説明する安倍晋三首相=首相官邸で2020年2月29日午後6時11分、川田雅浩撮影
記者会見で新型コロナウイルス対策として全国の小学校、中学校、高校、特別支援学校に対する臨時休校の要請などについて説明する安倍晋三首相=首相官邸で2020年2月29日午後6時11分、川田雅浩撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてマスクの需要が爆発的に高まり、空前の供給不足に陥っている。マスクが手に入らない状況が続く中、2月29日に緊急記者会見した安倍晋三首相は「3月は月6億枚以上、供給を確保します」と宣言した。マスクの生産設備を新増設する企業向けの補助金制度も新設し、大増産を目指すという。問題解消に取り組む意気込みは歓迎したいが、本当に月6億枚以上もの供給ができるのか。実現可能性を関係者に聞いた。【鷲頭彰子、宇都宮裕一】

マスク生産の担当は厚労省と経産省

 マスクの問題について、菅義偉官房長官は2月21日の記者会見で「今週には毎週1億枚以上の供給が確保されているというふうに聞いている。来月(3月)には月産6億枚を超えるべく、さらなる増産に働きかけている」と説明していた。安倍首相は29日の緊急会見で「3月は1月の生産量の2倍を超える月6億枚以上、供給を確保します。例年の需要を十分に上回る供給を確保できますので、国民の皆様には冷静な購買活動をお願いしたい」と呼びかけた。厚生労働省、経済産業省、消費者庁が全国マスク工業会(東京都港区)と連名で出したチラシにも「毎週1億枚以上のマスクを消費者のみなさまにお届けします」と書かれている。

 月6億枚の数字を可能とする、根拠となるデータはあるのか。内閣官房新型インフルエンザ等対策室…

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