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新型コロナ 神戸大・岩田健太郎教授に聞く/下 情報隠さず、封じ込め全力を

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岩田健太郎教授=本人提供
岩田健太郎教授=本人提供

保健所自ら判断を

 ――政府や地方自治体はどういった対策を取るべきでしょうか?

 ◆新型コロナ感染検査キットのキャパがどれぐらいあり、検査がどれぐらい行われているのか、検査をしないほうが良いのなら理由を積極的に公開すべきです。(注)

 感染検査の総数とその中で何件が陽性だったのかが大切です。例えば、ある保健所で10人検査して3人が陽性だったら、検査を100件に増やさないとだめかもしれません。逆に、10人検査して一人も陽性が出ない地域であれば、そこで検査を増やす必要はありません。感染が増え始めたらそこに資源を投入するのです。つまり、保健所ごとに違う方針を取る必要がある。厚生労働省に指示を仰ぐとか、その指示に従うなどのやり方ではだめなのです。

(注)加藤勝信厚労相は2月26日、1日最大3800件ほどの検査能力があるのに、実際の検査数は1日平均900件程度にとどまっている、と明らかにした。

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