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作家の中村文則さん=宮間俊樹撮影

 政権がおかしいと発覚した時は、平時に代えておかなければ、有事で悲惨なことになるのだろう。

 モリカケ(森友・加計学園)問題にしろ、前夜祭を含めた「桜を見る会」にしろ、政権は疑惑を持たれていることに向き合わず、その場しのぎの言い訳や虚偽や隠蔽(いんぺい)、でたらめな答弁を繰り返してきたと僕は思う。経済も政策も、実体よりイメージを優先させてきたと感じる。そもそも平時でそのようであった政権が、有事に対応できると考える方が無理がある。

 たとえばクルーズ船。現場のスタッフたちは懸命に働いたはずで頭が下がるが、すぐ全員検査をしなかった国の方針が完全に間違っていたため悲惨な結果になった。戦慄(せんりつ)したのは、船内で活動した厚生労働省の職員の検査がされず、理由が「陽性者が多く出た場合の業務への影響を考慮し、見送られた」というものだったこと。後に批判され検査されることになったが、実体よりイメージを優先し隠蔽する、この政権の体質が如実…

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