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毎日新聞経済面に連日連載の経済コラム。経営者や経済評論家らが独自の視点で、経済の今とこれからを展望する。

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感染拡大を察知したベトナム=ベトナム簿記普及推進協議会理事長・大武健一郎

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 1月9日から実施される予定だったベトナム共産党の次期中央委員候補の訪日研修が1月3日に突然取りやめになったと知らされた。「ベトナム政府の中央・地方の要人の海外渡航は全て中止にしたので、訪日研修も取りやめる」とのことだった。

 中止の理由が明確に示されておらず、何事が起きたのかと心配していたが、今になってみると、中国湖北省武漢市で感染が広がりつつあった新型コロナウイルスへの対応だったと思われる。

 武漢市当局は昨年末、市内の医療機関で27人がウイルス性肺炎を発症したと発表。日を追うごとに感染者が増えていき、1月9日には病原体を調査していた専門家チームが、新型のコロナウイルスを検出したと現地で報じられた。今では世界各地に感染が広がっているが、ベトナム政府は極めて早い段階で危機を察知し、海外渡航禁止の措置を取ったのではないか。

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