新興住宅街に建つ茶色い屋根の家が、ついの住み家となった。長瀬昭昌さんが原発と共に歩んだ人生を、80歳で閉じて9カ月になる。
福島県いわき市に自宅を再建したのは2012年春。妻妙子さん(77)は長女山本博美さん(55)の一家と暮らしている。夫を亡くし、しばらく沈み込んでいたが、近所でグラウンドゴルフを楽しむゆとりも出てきた。
博美さんは、原発事故で中断した自宅での英会話教室を再開。今では100人を超える地元の子供たちが通ってくれて「大切なものを少しずつ取り戻せているのかな」と感じている。
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