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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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一人だったけど一人じゃない卒業式 同級生いない9年…「後輩が支えてくれた」 石巻

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教室で下級生や教師に囲まれ笑顔を浮かべる唯一の卒業生の今野姫菜さん(前列右から2人目)=石巻市荻浜の荻浜中で2020年3月6日午前11時14分、百武信幸撮影
教室で下級生や教師に囲まれ笑顔を浮かべる唯一の卒業生の今野姫菜さん(前列右から2人目)=石巻市荻浜の荻浜中で2020年3月6日午前11時14分、百武信幸撮影

 宮城県牡鹿半島にある石巻市立荻浜中(全校生徒4人)で6日、たった1人の卒業式が開かれた。卒業生の今野姫菜(ひな)さん(15)は東日本大震災直後に小学校に入学し、震災の影響で9年間、同級生のいない学校生活を過ごしてきた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、来賓の招待は取りやめられたが、下級生や保護者は出席し、今野さんの門出を温かく祝った。

 同中がある荻浜地区は震災で27人が犠牲となり、331世帯中232世帯の住宅が全壊・流失した。今野さんの自宅は高台で無事だったが、被災した同級生が引っ越すなどして、小学校の入学式は音楽室で1人で行った。今回の卒業式も開催が危ぶまれたが、無事迎えることができた。

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