メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ほん

『波濤とともに 五高の外国人教師たち』 小山紘・著

 <日曜カルチャー>

 旧制五高(現・熊本大)には、嘉納治五郎校長に招かれたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をはじめ、明治中期から昭和初期までに約30人の外国人教師が在籍した。彼らは英語、ドイツ語、フランス語などの語学教師としてだけではなく、文学、哲学や、布教活動などでも学生に影響を与えた。五高で学んだ思想家、大川周明もキリスト教徒の師友が多かった。

 五高の卒業生は他にも重光葵(外務大臣)、池田勇人、佐藤栄作(以上、総理大臣)、宇野哲人(哲学者)、大内兵衛(経済学者)ら多士済々。本書は九州を代表する旧制高校の教師と学生たちの交流を通し、日本の近現代史の光と影を描き出す好著だ。著者は元西日本新聞論説委員。祖父は五高に学び、父親は教授を務めた。戦後の幼少期には、空き家になった外国人教師の官舎に住んだ。五高をテーマにした著書はこれで3冊目。太平洋戦…

この記事は有料記事です。

残り72文字(全文447文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. コロナのエアコンで「コロナ禍に打ち勝て」 一人親世帯に無償提供 新潟・三条

  2. 3歳娘放置死 逮捕の母は5月にも交際男性と旅行 日常的に育児放棄か

  3. 「健康とはほど遠い」 陰性になっても続く倦怠感と嗅覚障害 新型コロナ「後遺症」

  4. 3歳娘を自宅に8日間放置し死なす 育児放棄の疑いで母を逮捕 警視庁

  5. 3歳衰弱死 逮捕の母、おむつ替えて119番か 8日間放置を隠蔽の可能性

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです