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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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政府主催追悼式中止 「震災」の苦しみや悲しみ 国は今後も伝え続けて

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遍路方式で犠牲者を供養する新四国八十八カ所の再興に取り組む森脇妙紀さん(右端)=岩手県釜石市小川町で2017年2月12日、中尾卓英撮影
遍路方式で犠牲者を供養する新四国八十八カ所の再興に取り組む森脇妙紀さん(右端)=岩手県釜石市小川町で2017年2月12日、中尾卓英撮影

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止が決まった政府主催の東日本大震災9周年追悼式。被災者らの声を全国に届ける機会が一つ減ったが、遺族や支援をする人は今後、どのように「震災」を伝えようとしているのか。

 震災後、岩手県外からボランティアの医師や僧侶を受け入れてきた釜石市の高野山真言宗・駒木山不動寺。住職補佐の森脇妙紀さん(57)は毎月11日、海岸線や遺体が置かれた場所で犠牲者への「歩き供養」を続けている。

 毎回、すがるように駆け寄って来る人がいる。「なぜ助けてやれなかったのか、どうして自分だけ生き残ったのか」と打ち明けられ、森脇さんは「苦しみや悲しみが現在進行形で続いている」と感じる。追悼式などで語られる遺族メッセージは「震災の教訓や、全国で相次ぐ災害への備えを我がこととして考える機会」と捉える。

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