脳性まひの息子のために 「メロディー靴」や「じゃんけん専用義手」 支援機器を自作で50個開発
毎日新聞
2020/3/8 14:40(最終更新 3/30 15:28)
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電動車椅子を遠隔操作するスイッチ、メロディーが鳴り響くリハビリ用の靴、じゃんけん専用の義手……。大阪市の会社員、広瀬元紀(もとき)さん(37)が、重い障害がある子供向けの生活支援機器やおもちゃを開発し続けている。脳性まひのある息子の成長を後押ししようと2年前に始め、50個超を開発した。普段は電機メーカーでエンジニアとして働いており、仕事で培った技術を福祉分野にも役立てている。
「上手、上手」。1月中旬、自宅近くの歩道で、広瀬さんの長男朋克(ともかつ)さん(6)が電動車椅子の練習に取り組んでいた。母聖子さん(36)の膝の上で、手のひらに乗せた装置のスイッチを押すと、車椅子が前に進んだ。
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