メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「良き父」の監督が「鬼」になる瞬間 女子マラソン一山が五輪代表になれた理由

名古屋ウィメンズマラソンで優勝し、ワコールの永山監督(右)と笑顔で握手する一山麻緒=名古屋市東区のナゴヤドームで2020年3月8日午後2時42分、兵藤公治撮影

 東京オリンピック女子マラソン代表入りを懸けた8日の名古屋ウィメンズマラソン(名古屋市)で、22歳の一山(いちやま)麻緒(ワコール)がマラソン初優勝で五輪代表へのラストチャンスをものにした。日本歴代4位の2時間20分29秒の快走は、実業団入り後に「鬼メニュー」を課した監督との絆から生まれた。

 歓喜の瞬間は、静寂の中で訪れた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ナゴヤドームには関係者のみ。場内アナウンスもなかった。そんなムードを吹き飛ばすように熱気に満ちた走りでフィニッシュした一山は、永山忠幸監督(60)と抱き合って目を潤ませた。「今日みたいな日が来るのが夢だった」

 鹿児島・出水中央高時代は全国高校総体予選敗退と目立った実績はなかった。それでも五輪出場への意欲を持ち、2016年春に名門ワコールへ。五輪4大会連続出場の福士加代子(37)を育てた永山監督から「東京五輪はマラソンで君と行く」と声をかけられるなど期待を集めた。

この記事は有料記事です。

残り463文字(全文879文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「午後8時には閉めない」反旗を翻した外食チェーンの本気

  2. 際立つ大阪のコロナ死 その理由、高齢者の「命のリスク」高める構図とは

  3. 「30%を切ったら危険水域」 菅内閣の支持率大幅低下に政府・与党危機感

  4. 夜明けを待って~コロナ禍を歩く 日本を愛したベトナム人青年 なぜ24歳で死ななければならなかったのか

  5. 首相、コロナ病床増へ意欲 医師や看護師の給与増提言に

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです