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昨年の台風19号で全棟停電した川崎市の武蔵小杉駅近くにあるタワーマンションの管理組合は、原因と再発防止に関する報告書を公表した。地上が冠水し、地下貯水槽に大量の水が流入したことが原因だとし、浸水対策や地下電気設備の見直しを検討する。
マンションは地上47階建ての「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」。報告書によると、多摩川の水が排水管から逆流し、マンション周辺が浸水。地下4階相当部分にある貯水槽に、雨水が流れ込む升を通じて地下から排水能力を上回る水が流入した。
その後、水位上昇で地下3階の電気・機械設備が停電、給排水機能やエレベーターも止まった。再発防止策として、地下への浸水防止設備の設置や、電気設備の配置変更などを検討するという。
組合によると、電力は約1週間、水道は約2週間で復旧、約1カ月後に以前とほぼ同じ生活が可能になった。