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第103回全国高校野球選手権

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一貫の春

センバツ・広島新庄 チームを語る/上 学生コーチ・飛谷陸広さん(2年)×下志音主将(同) /広島

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広島新庄を率いる下志音主将(右)と学生コーチの飛谷陸広さん=北広島町で、手呂内朱梨撮影 拡大
広島新庄を率いる下志音主将(右)と学生コーチの飛谷陸広さん=北広島町で、手呂内朱梨撮影

 第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は、無観客での開催を前提に準備が進められることになった。6年ぶり2度目のセンバツ出場を決めた広島新庄では、気持ちも新たにチームカラーを前面に出したプレースタイルの完成に向けて練習に汗を流している。「新庄野球」について、下志音主将(2年)と学生コーチの飛谷陸広さん(同)に尋ねた。【聞き手・手呂内朱梨】

仲の良さ、粘り強さに

 ――選手やOBがよく口にする「新庄野球」とは?

 下主将 「小さい野球」のこと。主砲がいないので単打でつなぎ、バントなどの小技で点をとっていくのが「新庄野球」。

 飛谷さん 小さい野球であり、嫌らしい野球。2019年秋に結成された今のチームは厳しい試合でも土壇場で逆転するなど、粘り強く勝ってきた。気持ちの面でもプレーでも、粘り強いところが「新庄野球」。

 ――小さい野球を実践するため意識していることは?

 下主将 守備が大事。内野手が中継して補殺するなどの連携プレーではしっかり投げ、しっかり捕ることを徹底している。キャッチボールが基本で、捕って投げる動作ができないと試合にならない。

 飛谷さん 打つにしても、長打が出るチームではない。低く強い打球を意識し、走塁練習にも力を入れている。

 ――チームの長所と短所は?

 飛谷さん 長所は、試合になると粘り強いところ。負けず嫌いで「絶対勝つ」という雰囲気になれるところ。一方で打てないと落ち込み、ほかのプレーも雑になる選手が少なくない。そういうところは僕が気づいて、指摘するようにしている。

 ――粘り強さはどこから来るのでしょう?

 飛谷さん 下主将を中心に「こうした方が良い」と互いに言い合えるようにしていることが大きい。言い合うことで培った心の強さが、ここぞ、という場面で出てくる。

 下主将 粘り強さの秘訣(ひけつ)は、チームワークの良さ。仲間を信頼し、チャンスの場面でも後ろにつなぐ意識が出てきた。「新庄野球」をセンバツでも貫きたい。

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