特集

第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

特集一覧

後半勝負・尽誠学園、目指す野球

/下 山登り鍛錬で団結 /香川

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
6人のグループで10キロの重りを持って走る選手たち=善通寺市の大麻山で、喜田奈那撮影 拡大
6人のグループで10キロの重りを持って走る選手たち=善通寺市の大麻山で、喜田奈那撮影

 尽誠学園は西村太監督がチームを一言で“和”と表現するように「団結力」が持ち味。その団結力を上げるために取り組んでいるのが「山登りグループトレーニング」だ。西村監督は「相手への思いやりや気遣いがチームワークの育成につながる」と語る。

 山登りグループトレーニングは、6人1組となって10キロの重りを交代で持ち、グラウンドから大麻山の山頂近くまでの往復約15キロの道のりを走り、競い合う。たいていは2人が片手ずつで重りを持ち、他の4人が「頑張れ」などと励まし合いながら山道を走る。

 しかし、疲れてくると、体力に自信のある選手が長い時間重りを持ったり、1人で持って走ったりすることも。そんな時、岡尾拓海コーチは「他の選手たちは、ほっといてええんか」と声を掛ける。西村監督は「グループでどのように協力すれば山を登れるかを、自分たちで考えてもらいたい」とトレーニングの狙いを話す。

 最下位のグループで山の上に到着した川崎風汰選手(2年)は「自分が重りを持って遅くなってしまった時、チームメートが後ろから押して助けてくれた」とトレーニングを振り返り、「練習や試合でも前向きな言葉を掛けて、みんなを盛り上げていきたい」とチームメートを支える大切さを感じていた。

 自分自身で創意工夫を重ねたトレーニングや練習の成果が表れ、成長していく尽誠学園の選手たち。目指すは甲子園での4強超えだ。=おわり(この連載は喜田奈那が担当しました)

あわせて読みたい