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公園は子どもたちでいっぱい 西宮市長「温かく見守って」と外遊び応援 新型コロナ

大勢の子どもたちが駆け回る兵庫県西宮市の川添公園のグラウンド=同市で2020年3月5日午後3時26分、井上元宏撮影

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 新型コロナウイルス対策のための臨時休校後、兵庫県西宮市内の公園が子どもたちでいっぱいだ。だが、公園で親たちに話を聞くと「外に出ていいの」と戸惑う子どももいるという。専門家は公園で遊ぶリスクは低いと説明しており、石井登志郎市長も「子どもたちが公園で元気な姿を見せてくれたら、温かく見守って」とツイッターで発信し、外遊びを応援している。【井上元宏】

 5日午後、西宮市川添町の川添公園。グラウンドの四隅で小中学生がそれぞれで野球をしたり、ボールを蹴ったりしていた。中には高校生の姿も。幼児たちは遊具周りで駆け回っていた。

 「公園がこんなにいっぱいなのは見たことがない。グラウンドで走らせたかったけど……。大きい子どもさん用ですね」。近所の2家族も含めた3歳~小学5年生6人を連れて遊具周りで遊んでいた主婦の広友さやかさん(36)は苦笑いした。

 臨時休校が始まってから、近所で交代して午前と午後に分け、子どもの見守りをしている。公園で遊んで感染への不安はないか、と尋ねると、「うーん」と少し考えて、「家でテレビやゲームばかりしているよりはいいと思う」と広友さん。

 息を切らして駆けてきた長女で小学3年のなぎささん(9)は「先生とも仲が良くて休みになると聞いて寂しかったんだけど、今は友達と遊べて楽しい」とにこりと笑った。

 だが、自宅にこもる子どももいるようだ。小学3年の男児がいる主婦(40)は「最初は『外に出たら、うつる』と心配していた。学校で厳しく言われたみたい」と打ち明けた。子ども同士で誘っても、出てこない友達もいるという。

 公園で遊ぶ場合の感染のリスクはどれほどなのか。大阪大医学部の朝野(ともの)和典教授(感染制御学)は「してはいけないのは、密閉空間で大勢がわいわい話したり大声を上げたりすること。互いに近くで飛沫(ひまつ)を浴びることになるからだ。公園は風通しがよく、ボールを蹴るなど広々と運動するのはいい。遊具は汚染の可能性はあるが、熱がある人は家にいるはずなのでリスクは低い」と解説した。

 西宮市教委は地域の青少年補導委員らに子どもたちが公園で遊んでいても「温かく見守るように」と依頼した。石井市長も4日、ツイッターで「ずっと自宅にいなさいなんて、現実的ではありません!」と後押しする。

 どこにいてもウイルスへの感染リスクゼロとは言いがたい。子どもにとって良いことは何か、憩いの場の公園でも、親の悩みが垣間見えた。

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