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新型コロナ デマやフェイクニュースが広がる理由は 専門家に聞く

平和博・桜美林大学教授(本人提供)

 新型コロナウイルスを巡り、デマやフェイクニュースがこれほど拡散したのはなぜなのか。ソーシャルメディアに詳しい桜美林大学の平和博(たいら・かずひろ)教授(メディア論)に背景や対策を聞いた。【聞き手・金子淳】

 ――「お湯が効く」といったデマが拡散している背景は。

 ◆新型コロナウイルスは、対策や治療薬といった大事なことが分かっていないため、何か手がかりになりそうな情報があれば、つい飛びついてしまうのだろう。こうした「不安感による拡散」が大きな要因の一つだ。特に日本では突然学校が一斉休校になるなど先が見通せない部分があり、不安感は非常に強い。

 米国の心理学者が提唱した「デマの公式」がある。「デマの流通量=重要性×情報のあいまいさ」というものだ。新型コロナウイルスは、人の命に関わるため「自分事」として重要性が高い問題だが、まだ分かっていない部分が多い。重要かつあいまいで、デマの公式に当てはまる。

 また、SNSがグローバルに広まっていることも背景にある。2009年に新型インフルエンザが流行した際もSNSは存在したが、現在ほどの規模ではなかった。例えばフェイスブックのアクティブユーザーは月間1億人あまりだったが、現在は約25億人に上る。今は国境を越えてさまざまな情報やフェイクニュースをリアルタイムに共有できる状況だ。

 ――日本ではトイレットペーパーの買い占め騒動が起きました。

 ◆「パニック買い」は日本だけでなく、中国やシンガポールなどのアジア圏や、米国、豪州などにも広がっている。

 「予言の自己成就」という言葉がある。ある出来事について…

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