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第94回センバツ高校野球

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センバツ・広島新庄 チームを語る/下 学生コーチ・飛谷陸広さん(2年)×下志音主将(同) /広島

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ベンチ前に集まる広島新庄の選手たち=三次市で2019年10月6日、手呂内朱梨撮影 拡大
ベンチ前に集まる広島新庄の選手たち=三次市で2019年10月6日、手呂内朱梨撮影

 第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に向け、広島新庄では粘り強く勝利を目指す「新庄野球」に磨きをかける。インタビュー企画「チームを語る」では前回に続き、下志音主将(2年)と学生コーチの飛谷陸広さん(同)に練習から試合までの心構えなどを聞いた。【聞き手・手呂内朱梨】

チーム全員で良い流れを

 ――主将と学生コーチ。ともにチームを引っ張る立場です。

 下主将 公式戦は自分のことで精いっぱい。飛谷からは声をかけてもらったり、気付かないことを指摘してくれたり、自分一人でチームを率いるとしたら崩壊していたと思う。

 飛谷さん おちゃらけているように見えても、下はチームの状態をいつも把握しているし、プレーもしっかりしている。主将としてよくやっている。

 ――現在、1、2年生で構成する硬式野球部は60人の部員で構成されています。

 下主将 公式戦が始まると、レギュラー争いも一時終わってしまう。主要メンバーに入れなかった選手の目標がなくなり、練習中に私語が多くなったりするので、飛谷とはどのように盛り上げていくかをよく話す。

 飛谷さん 主要メンバー以外の思いも大切にしないと。選手同士で言いにくいことは、代わりに言うことも僕の仕事。それで皆がやりやすくなればいい。

 ――試合では雰囲気を大切にしているとか。

 下主将 試合前に組む円陣で、伊与田(将磨選手・2年)らムードメーカーが活を入れる。その後、自分か記録員でベンチ入りする飛谷が「友情、愛情、心情、心を一つに広島」と声をかけ、全員で「新庄」と言うのが恒例。伊与田は三塁コーチを務めることもあり「きょうも俺の腕を回させてくれ(本塁への進塁を指示させてくれ)」と話す試合もあった。

 飛谷さん 小林(礼央選手・2年)もムードメーカー。19年秋の中国大会で、試合前にアイスクリームを食べたことがあった。小林は周囲に「明日もアイスを食べようぜ」と。

 ――センバツは無観客での開催を前提に準備が進められることになりました。

 下主将 選手たちのやる気がそがれると思ったが、今は全員が開催を心待ちにしている。全国レベルのチームとの試合は中国大会のように苦しい戦いが続く。打てないことも多いだろうが、チーム全員で良い流れをつくっていきたい。

 飛谷さん 今まで厳しい戦いを乗り越え、センバツに行けることになった。一人では勝てない。ベンチ入りする選手だけではなく、チーム一丸となって戦いたい。

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