内戦が続くシリアの子どもたちが、農耕や都市の始まりなど人類史上重要な役割を果たした自国の歴史を漫画で学べる本が完成した。西アジア考古学の専門家、常木晃筑波大教授(65)が企画・執筆し、シリア人の留学生ら4人がアラビア語に翻訳した。シリア国内のほか、多くの難民が暮らす隣国トルコやレバノンでの配布を目指す。常木教授は「難民を含む子どもたちが、自国の歴史の貴重さを知る材料になればうれしい」と話している。【和田浩明/統合デジタル取材センター】
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1991年4月入社。英文毎日編集部、サイバー編集部、外信部、大阪社会部を経て2003年10月から08年3月までワシントン特派員。無差別発砲事件、インド洋大津波、イラク駐留米軍や大統領選挙を取材。09年4月からはカイロに勤務し、11年1月に始まった中東の民主化要求運動「アラブの春」をチュニジア、エジプト、リビア、シリア、イエメンで目撃した。東京での中東、米州担当デスク、2度目のワシントン特派員などを経て2019年5月から統合デジタル取材センター。日本社会と外国人住民やLGBTなどの今後に関心がある。
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