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ニッチなクラシック市場にネットが風穴を開けた 「#びわ湖リング」無観客の舞台裏

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客席が空の状態でオーケストラが演奏するびわ湖ホールの「神々の黄昏」=大津市のびわ湖ホールで2020年3月7日午後2時33分(びわ湖ホール提供)
客席が空の状態でオーケストラが演奏するびわ湖ホールの「神々の黄昏」=大津市のびわ湖ホールで2020年3月7日午後2時33分(びわ湖ホール提供)

 「びわ湖リング」という言葉を知る人は、世間にどの程度存在するのだろうか? 新型コロナウイルスで世の中が静まりかえっていた7、8日、大津市の琵琶湖畔を舞台に一つの奇跡が起きた。滋賀県立のオペラ劇場「びわ湖ホール」がワーグナーの大作「神々の黄昏(たそがれ)」を無観客で上演して、インターネットで音声と映像を同時配信したところ、2日間で延べ34万人が視聴し、ハッシュタグ「#びわ湖リング」がTwitter(ツイッター)のトレンド(一定期間で多くつぶやかれた言葉)にまでなった。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ホールの主催公演中止が決まった2月28日前後の約10日間に何が起きたのか。関係者の証言などから検証した。

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