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東京へ ともに歩む

毎日新聞

倉橋香衣さん(中央)=東京都品川区で、小川昌宏撮影

パラアスリート交差点

車いすラグビー・倉橋香衣「楽」 元気の源は……? 進む食事改革

 昨年9月に1人暮らし用の冷蔵庫とは別に、新しい冷凍庫を購入しました。着実に食事改革が進んでいます。離れて暮らす母のおいしい料理を大量に冷凍しておき、日ごろから食べられるようになったので、体調が良いです。

 私は腕を伸ばすことができず握力もほぼないため、自炊にも一苦労です。以前は白米とおかず1品という組み合わせが定番でしたが、今は母が自宅を訪れてたくさん料理をしてくれたり、実家から食品を送ってくれたりするので、食生活が豊かになりました。

 冷凍庫には常に大好きなひじきの煮物にきんぴら、煮浸し、肉や魚料理などがあり、栄養バランスに配慮しながら、しっかりと食べられるので元気になります。「お袋の味」は偉大ですね。実は冷凍庫も母がプレゼントしてくれました。

 障害の影響か、2017年ごろから食事が喉を通りにくくなり、体重の減少に悩まされてきました。元々食べることが好きなので、食べられないことはしんどかったです。でも、母のおかげもあって今は違います。

 冷凍庫が「元気の源」になり、昨年の秋から7キロの増量に成功しました。体力もついて、風邪をひいても精根尽き果てることがなくなりました。ベストパフォーマンスを発揮できる体重を探っている段階ですが、今の動きは悪くないので維持してみようかと思っています。

 食事といえば、日本代表合宿が行われる味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)のご飯もめっちゃおいしいです。お汁粉や大学芋がお気に入りで、2月14日のバレンタインデーにはガトーショコラも提供されました。甘い物ばっかり。あとはモロヘイヤが提供されがちという印象。栄養価が高いからでしょうか。栄養士の方の助言も受けられるので勉強になります。

 一時はしんどかった食事が楽しいものになったことは、開幕まで半年を切った東京パラリンピックに向け、間違いなくプラスです。前向きな出来事が増え、気持ちも高まっています。

休日などのリフレッシュ方法を教えてください。

 みんなで集まる「タコパ(たこ焼きパーティー)」です。チームメートやスタッフでたまに集まって、しょうもないことから車いすラグビーのことまで話します。とても楽しくて、素晴らしい息抜きになります。

 関西出身なので、たこ焼きは昔から身近な存在でした。実家では頻繁にたこ焼きを作っていました。体操競技をしていた子どもの頃、練習後に友人たちと集まってたこ焼きを食べたことは良い思い出です。

くらはし・かえ

 神戸市出身。小学1年から高校までは体操に取り組み、文教大でトランポリンに転向。大学3年だった2011年、トランポリンの練習中に頸髄(けいずい)を損傷し、鎖骨から下の多くの機能を失った。15年から本格的に車いすラグビーを始め、18年世界選手権で日本の初優勝に貢献。29歳。