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ひと

渡辺享子さん=移住した石巻で空き家を改修して賃貸住宅に

 2011年に起きた東日本大震災の後、ボランティアとして訪れた宮城県石巻市に移住して起業した。そのままでは住みにくい古民家や商店を改修して、個性的な賃貸住宅に仕立てる。「多様な人たちを呼び込んでコミュニティーづくりを支援したい」と意欲を語る。

 就職活動で東京・新宿を歩いていて震災に遭遇。2カ月後に大学院の研究室仲間と石巻市に入った。何度も足を運ぶうちに「町の人たちが前向きに取り組んでいる姿勢にひかれ」、翌12年に移住した。住んでみると、移住したくても住む場所に困っているボランティア仲間が多いと気付いた。

 「せっかく若い人が移住したいと思っているのにもったいない」。何とかできないかと歩き回って見つけたのは、大通りから遠い、庭は荒れ放題、床は抜けている――といった難がある空き家ばかり。改修すると、そんな物件を面白がってくれるいっぷう変わった若者たちが大勢いた。そこで空き家活用に本格的に取り組もうと、15年に合同会社「巻組」を設立した。

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