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奇跡の傍らで

出産のリアルを描いた人気漫画「コウノドリ」のモデル、荻田和秀医師が命が誕生する現場からの思いをつづります。

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夢をつなぐがん治療 AYA世代女性のために=荻田和秀・りんくう総合医療センター産科医

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子宮頸(けい)がんや乳がんなど、若い女性がなりやすいがんは、妊よう性の問題に直面しやすい マンガ「コウノドリ」(C)鈴ノ木ユウ/講談社
子宮頸(けい)がんや乳がんなど、若い女性がなりやすいがんは、妊よう性の問題に直面しやすい マンガ「コウノドリ」(C)鈴ノ木ユウ/講談社

 一昔前「がんは治りましたが、患者は死にました」というブラックジョークがありました。しかし今やがんは治る病気になりつつあります。「命だけが助かればよい」という段階から、がんが寛解(再発などの兆候がない状態)した後「どうやって機能を温存するか」「どうやって社会復帰して十分働けるようになるか」に治療法はシフトしてきています。

 最近AYA世代のがんサバイバーという言葉を耳にします。AYAはAdolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の略で、15~39歳を指します。これら若年者はがんが寛解した後も長い人生が待っています。中には将来子どもを産み育てたいと願う女性も多くいるのです。

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